いつきの電磁波過敏症生活

電磁波過敏症による電磁波計測&電磁波対策ブログ

疲れにくい低電磁波パソコン環境づくり

      2017/04/29

仕事をするには欠かせないパソコン。

私は仕事柄、長時間パソコンと向き合わなければなりません。

それと同時に、プロ電磁波過敏症(略してPDKS)のため、電磁波を浴びつづけることで疲れやすくなり、調子が悪くなってしまうので、いかに電磁波を浴びないようにするかが重要な課題となります。

その課題に対する長年の研究の結果をまとめてみました。

パソコン低電磁波作業環境の作り方

パソコンは電源装置・CPU・メモリ・HDD(SSD)などの記憶装置・Wi-Fi/BluetoothアンテナやDVDプレイヤーなど、様々な装置から構成されていて、それぞれがバラエティ豊かに低周波から高周波まで電磁波を出しています。

よってパソコンを使用することで、電磁波の影響を必ず受けてしまうのは当然のことでしょう。

しかし、それでも極端に電磁波を浴びずにパソコンを利用する方法をご紹介します。

ノートパソコンではなくデスクトップPC

それを可能にするにはノートパソコンではなくデスクトップパソコンが必要になります。

ノートパソコンでは、モニタ・CPU・電源装置・Wi-Fiアンテナ・スピーカー・プレーヤーが一体型であるため、距離を一切確保できないため、電磁波を浴びないように利用することが困難です。

ノートパソコンのキーボードの下には、CPUやHDD(SSD)記憶装置・メモリがギューギューに詰まってます。ほぼ直接触れているのと同じ状態です。プロ電磁波過敏症の私から言わせてもらうと外出先等で短時間利用するためのパソコンだと思います。

ノートパソコンを利用した低電磁波環境を作る場合は、ノートパソコンの本体をデスクトップPCの本体に置き換えてこちらの記事をご覧ください。

ネット接続は有線方式

では、実際にデスクトップパソコンを用いて低電磁波環境をつくっていきましょう。

まずは、余計なマイクロ波を浴びないように、Wi-Fi(無線LAN)を使いません。ネット接続は有線LAN接続を使います。

Wi-FiはスマートフォンのアプリやOSアップデート時にスイッチをオンにして利用するだけで、常時スイッチはオフにしておきます。

ひかり回線の有線LAN接続なら高速通信で快適な作業が可能です。有線接続であれば、電波による通信をしていないのでマイクロ波も一切浴びることはありません。

PC本体との距離を確保

デスクトップPCの本体には電磁波を出している装置がたくさん詰まっていますので、本体とカラダとの距離をしっかりと確保しましょう。目安はカラダとパソコン本体の距離を1.5m以上の確保が理想です。

1.5m以上の距離を確保するために必要なものがいくつかありますのでご案内します。

長いモニターケーブル

本体とモニターとの距離を確保するため長めのケーブルが必要となります。接続方法にもよりますが、HDMIケーブルは2mなど長いものがamazonなどで購入できます。RGB端子であれば、延長できる端子や長いモニターケーブルを用意しましょう。いずれも簡単に手に入るモノです。

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モニター選び

ここにも一つポイントがあります。モニターを選ぶ際は、バックライトはLEDタイプのものが電磁波対策的にはオススメです。

トリフィールドメーターにて計測したところ、蛍光管タイプ(CCFL・冷陰極管)の液晶モニターだと3ミリガウス前後の電磁波をだしていますが、LEDタイプの液晶モニターの場合は、0.4ミリガウスほど、ほとんど電磁波がでていませんでした。どちらのモニターにしても目が疲れないようにしっかりと明るさなどを調整して利用しましょう。

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USBハブ延長タイプ

次に、キーボードやマウスのケーブル延長です。こちらはUSBハブの延長タイプ2m~3mのモノを用意しましょう。キーボードやマウスをUSB有線接続して利用します。

カラダから距離を確保した上で、高速通信をするならばUSBの規格はUSB3.0で構いませんが、キーボードとマウスを接続するためのケーブルはそれほど通信速度は関係ないので、USB2.0規格にしましょう。

ちなみに、USB2.0の給電能力は500mAに対して、USB3.0の給電能力は900mAとなっております。キーボードとマウスですので、そこまで給電能力は必要ありませんし、ずっと手に触れているものの電力は極力低いほうがいいですね。

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キーボード / マウス

キーボードもマウスもワイヤレスタイプのものはマイクロ波を利用した通信方式のため、低電磁波PC環境がこちらのテーマですので、もちろん有線接続方式のモノをご用意ください。

有線キーボード

Topre REALFORCE

NAKABAYASHI Digio2

私もUSB2.0規格の有線接続で使用しています。長時間、手で触れていてもまったくまったく影響のない電磁波ほぼゼロです。

スピーカー

スピーカーも出力にもよりますが、なかなか数値の高い強い電磁波が出力されていますので、カラダからの距離を確保しましょう。必要であれば延長オーディオケーブルをご用意ください。

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電源タップ / アダプター

PC本体・モニタ・スピーカーなどの電源を確保するために必要な電源タップ、電源タップやそこに接続されたアダプターからは、かなり強めの電磁波を出力していますので、カラダからの距離をしっかりと確保しましょう。こちらも1.5mから2mを目安に距離を確保しましょう。

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プリンタ

機種にもよりますが、レーザープリンタなどの電磁波は結構強いものが多いです。よって、レーザープリンタなどはカラダから2m以上を目安に距離を確保しましょう。USB接続であれば延長ケーブルなどを利用して、LAN接続であれば長めのLANケーブルで接続しましょう。こちらもWi-Fi接続は利用しないようにします。

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アースをとる

パソコン本体やモニターの電源ソケットの部分についている緑や黄色のこのコードをアース接続して、余計な電気・電磁波を逃しましょう。庭があれば土にアース棒をホームセンターで購入して、アースをとることが可能です。こちらの過去記事も関連しています。アースをとる

使わないときは電源コンセントを抜く

パソコンの電源をシャットダウンしても、電源タップのスイッチをオフにしても、その電源タップまでは電気が流れてきています。

また落雷や漏電の防止にもなりますので、パソコンを使わないときは、電源タップをコンセントから抜いておくことをおすすめします。

まとめ

この低電磁波環境をつくることで随分と余計な電磁波を浴びずにパソコンを利用できるようになるかと思います。電磁波過敏症になってしまったなと感じている方、または、まだなっていない方、どちらの方もこのように低電磁波環境にてパソコンを利用するようにしたほうが、長いスパンで考えたときに健康上優位になることと思います。

また、電磁波の影響を受けやすいと言われている子供たちが集まる小学校や中学校には、特にこのような対策が必須ではないかと思います。

上記の項目のすべてをできなくても、なにかできそうな項目ひとつだけでも対策してみるのはいかがでしょうか。

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