車のスマートキーシステムの電磁波
2018/11/04
日々身の回りのものは便利になり、進化を続けています。
携帯電話はスマートフォンへと進化し、車のキーもスマートキーになりました。
スマートキーは各自動車メーカーによって呼び方がことなります。
スマートエントリー&スタートシステムや、インテリジェントキーシステム、アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム、キーレスオペレーションシステム、キーレスアクセスシステム、キーレススタートシステム、キーフリーシステム・・・etc
もう各メーカーすべて統一して「スマートキーシステム」でいいじゃないかと思いますが。
一般的に共通して言えるのが、キーをもっているひとがドアノブに手を触れたら自動車の施錠を解除し、車のスターターボタンを操作することでエンジンを始動停止できるシステムのことを言います。
確かにスマートですね。
当然ながらこのシステム、やはり電波(マイクロ波)を利用しています。
スマートキーシステムの電磁波を計測
さっそくマイクロ波も計測できるようになった、トリフィールドメーターTF2にて実測。
スマートキーシステムが装備されている車のエンジンを始動して、
トリフィールドメーターTF2のスイッチを赤いRFのところまで回しすと、マイクロ波の数値が表示されます。
マイクロ波が利用されており、数値もしっかりと確認することができます。
個人差はありますが、電磁波過敏症の方はおそらくきつい数値だと思います。
電磁波を避けたい方ならば、スマートキーシステムが装備されていない車を利用したほうがいいと思います。
ちなみにスマートキーシステムが装備されていない車はというと、
エンジンも始動していますが、このようにマイクロ波を計測するモードRFの数値は0.000mW/m2です。
つまりひとつも電波(マイクロ波)が飛んでいないということなのでマイクロ波に関しては、スーパーセーフティですね。
国産の軽自動車でスマートキーならぬ、キーレスエントリーシステムなのでドアの施錠解錠はリモコン操作で可能です。エンジンスタートは鍵を挿入して回すタイプとなります。
また、エンジンや電気系統から出る電磁波(低周波)は当然でています。
アイドリング中、人体に与える影響を計測できる加重モード(Weighted-MAG)で計測、2.4mg(ミリガウス)、最大値2.7mgとなります。
まだ購入したばかりの計測器のため、この加重モードの標準数値が理解できていないため、これが高いのか低いのかよくわかりませんが、
個人的な見地からすると、セーフティで問題のない領域なのではないでしょうか。
まとめ
電磁波を気にして車を選ぶ際には、まずモーター・エンジン・電気系統からの低周波電磁波、次にスマートキーやカーナビのBluetoothなどによるマイクロ波の高周波電磁波。
この二種類の電磁波の観点から判断することが必要かと思います。
そのほか、ETCや様々なシステムが電波を利用していますが、それよりも主要な電磁波のみに着目するのが個人的にはよいのではと思います。
車内の狭い空間にはたくさんの電磁波が飛び交っておりますが、それらを把握して回避することで、電磁波過敏症にならないように予防することが大切だと思います。